オーディションに合格した卒業生の方に
「振付ってピルエットってないんですね」
と言われたことがあります。
確かに、舞台やミュージカル、テーマパークなどの踊りでは、場面や作品の表現に合わせて振りがつきますし、snsの影響でアップなどで身振り手振りなど簡単に出来る動きの方が親しまれやい時代というのもあって、ピルエットなどの回りものはあまり使わない傾向にあります。
ですが、テーマパークダンサーなどのオーディションでは入っていることが多いです。ピルエットの回るときの姿勢、スピードの出し方、回数など、回りもの動きにはテクニックがでます。
ピルエットが回れるには、きちんと腰で立つ必要があります。腰で立つには重心や体幹が訓練されていないと出来ません。訓練されていない体ではどんな踊りもかっこよくこなせません。
ですから、舞台の振付はピルエットはなくとも、ピルエットがある程度きちんと回れるレベルのテクニックと体を必要としますので、レッスンには欠かせない練習です。