“出来なくてOK”から始まる大人バレエ初心者クラス
- 伊勢 順バレエ団
- 11月23日
- 読了時間: 2分

当スタジオのバレエクラスには、小中学生のお子さんを持つお母様から、お孫さんのいる生徒さんまで、本当に幅広い年齢の方が通ってくださっています。
そして、そのほとんどの方が“大人になって初めてバレエを習う”という共通点をお持ちです。
ピルエット(回る)が苦手という声も少なくありません。
でも、このクラスの一番の目的は 健康と美容のために、無理なく体を動かすこと。
苦手なものを無理に取り込む必要はありません。
とはいえせっかく習うのだから、少しずつ出来るようになったら嬉しい。
そんな気持ちで、私たちは 「まったり、のんびり、でも確実に」 レッスンしています。
出来なくてOK。少し出来たらOK。挑戦しただけでOK。
このスタンスがあるだけで、心のハードルはぐっと下がり、自然と動けるようになっていきます。
不思議なもので、レッスンを続けると立つ力がつき、最初は怖かった回転が、いつの間にか “自分の力で一回転できる” ところまで成長していきます。
現役で90歳を超えて指導を続けている伊勢先生が
「体は動かせば動くようになる」
とおっしゃっていましたが、本当にその通りだと毎週感じます。
バレエは体の仕組みに合った動きで構成されているので、正確に行えば、無理なく体が動いていきます。
若いダンサーのように高く脚を上げたり飛んだりしなくても、“今の自分の身体でできる最大限” で踊ることができる。
その奥深さこそ、年齢問わず愛されている理由なのだと思います。
生徒さんたちも「できる限り続けたい」と毎週レッスンに来てくださっています。
大人からのバレエは、焦らず、比べず、自分のペースで美しくなっていく贅沢な時間です。





