姿勢は心を映す鏡──背すじを伸ばすだけで人生が変わる。大人バレエで“しなやかさ”と“自信”を育てる
- 伊勢 順バレエ団
- 10月22日
- 読了時間: 2分

最近、レッスンを見ていて感じることがあります。
それは、中学生など若い世代の方ほど股関節が固いということ。一方で、年配の方のほうが柔らかいことも多いのです。
その理由を話していたとき、あるマダムがこう言いました。
「私たちの時代は、姿勢にはとても厳しかったのよ。
親から“背中を丸めない”“胸を張りなさい”とよく言われたものよ」
たしかに、現代はスマホやデスクワークで姿勢が崩れやすい時代。猫背や巻き肩、ストレートネックといった悩みを抱える方が増えています。
けれど、「姿勢を整える」ということは、単に体を正すだけではありません。
姿勢は心の在り方を映す鏡でもあります。
胸を開き、背すじを伸ばすと、不思議と気持ちも前向きになる。
「自信のある人が猫背なことはない」とネットで見かけましたが、それはきっと、姿勢が心の“形”を作るからなのでしょう。

実際、バレエは姿勢改善にとても効果的な習い事です。
レッスンを重ねるうちに、自然と体幹が整い、呼吸が深くなり、見た目の美しさだけでなく、心の凛とした強さも身についていきます。
「姿勢をきれいにしたい」
「もう一度しなやかな体を取り戻したい」
そんな方にこそ、大人からのバレエをおすすめしたいのです。
鏡の前で背すじを伸ばしたとき、
「今日の自分、少し素敵かも」と思える――
その瞬間が、きっとあなたの“自信のはじまり”になります。
姿勢を整えることは、自分を大切に扱うこと。
鏡の前で背すじを伸ばすたび、
「今日の自分、少し素敵かも」と感じられる――
それがきっと、大人バレエがくれる一番のご褒美です。





