フランスに在中の美樹先生のオンラインレッスンが
10月9日(月)21:00〜から行われました。
今回は今までとは全く違うコンセプトのクラスで
バレエの動きを取り入れながら
子宮のエネルギーを活性化するという内容。

具体的には
『自分の中に意識を向けること』
『床を押す感覚』
『股関節の動きを感じる』
ということをレッスンしました。
『なんとなくでいいので子宮を意識して』
『今日の子宮は何色?』と聞かれて始まったレッスン。
ちょうど、バレエのポジションの下で腕を丸く作ったときに、子宮を下から包むような形で指先が揃いますし、バレエは腰から繋がって、背中、手足、首、顔が動くイメージがあったので、なんとなく体の中心である子宮が大事なのは分かるんだけれど……。

と思いながら、まずは足の裏が床についている感覚や押す感覚を感じるところから始まりました。
美樹先生が画面越しに1人ずつ確認してくださり、床がちゃんと押せていると背中の伸びが違うのでよく分かるとのこと。
案外、自分では推してるつもりでも、床に足の裏がついているにも関わらず、床を押せず浮いてくる感覚があり
先生曰く、
『プリエの押す感覚。プリエが使えると動きが楽に自由に出来る』

普段のレッスンでは、順番を覚えないといけなかったりと意識が忙しいので、なかなか行き届かない感覚。
中には身体能力に恵まれていても、体にとって負担のかかった使い方は長持ちせず、怪我や故障に繋がるから、自分の体に耳を傾けるのはとても大事で、そういった意識が難しい知識がなくても、『今日はこの辺りがちょっと調子悪いな』『動きがスムーズにいかない』とちょっとした変化に気付くことが、自分の体を守ることに繋がるからと。

参加された方々はバレエの経験がない方から、普段はヨガやバレエレッスンをしている方など様々で、最初の『子宮の色は何色?』という質問の答えも『黄色』や『オレンジ』、私は『白ぽいグレー』など回答も様々。色は日の調子によって違うらしいです。
一番大事なのは、自分の体に耳を傾ける、何も分からなくても、それをしただけでも、とても良いのだと話てくださいました。
意識を変えただけでも体の動きの違いを感じることができ、受講された方々から『キラキラした感覚』『体が布きれのように楽に動ける』『楽しかった』という感想が聞こえてきて、言葉は違えど、自分の中で何か新しい感覚に出会えたという感じが伝わってきました。
ちなみに『丹田』という言葉はフランスにはないそうです。

子宮というのは女性ならではの体の部分。
生理前は気分が落ち込んだり不安定ですから、感情が直結している部分でもあるのかなと思います。
子宮から整えて、自分の感情を豊かに、踊りに潤いをということでしょうか。
新しい視点でのレッスンは、とても楽しくバレエの奥深さが勉強になった時間でした。